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最弱通貨となった米ドルが他通貨に対し回復していくのか静観か

最弱通貨となった米ドルが他通貨に対し回復していくのか静観か

最弱通貨となった米ドルが他通貨に対し回復していくのか静観か
2024.01.15
本日のポイント
  1. 加・製造業売上高
  2. 欧・鉱工業生産

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.2ドルまで上昇後に急落。現在は72.7ドル付近で推移している。一方の天然ガスは上昇力を維持しており、3.3ドル台に留まっている。主要貴金属5銘柄はゴールドとシルバーが上昇となり、ゴールドは今月高値に迫る2,062ドルまで上昇。現在は2,048ドル付近で推移している。

為替市場は、日本円買い・米ドル売りの相場展開となった。米ドル円は2日続落し、145.554から時間足200EMA直下の144円前半まで下落した。ただ上位足の日足では、RSIが30からの上昇局面となっており、週足ではボリンジャーバンド-2σオーバーから中心線への回帰が見られている。日柄調整を経て米ドルが対円で反発していくのか、慎重に注視したい。

本日の指標は、8:50に日・マネーストックM2、9:00に英・ライトムーブ住宅価格、13:00にインドネシア・貿易収支、15:30に印・卸売物価指数、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、20:00にイスラエル・失業率、22:30に加・卸売売上高、加・製造業売上高が発表予定となっている。最弱通貨となった米ドルが他の通貨に対し回復していくのか、方向性を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。