先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.2ドルまで上昇後に急落。現在は72.7ドル付近で推移している。一方の天然ガスは上昇力を維持しており、3.3ドル台に留まっている。主要貴金属5銘柄はゴールドとシルバーが上昇となり、ゴールドは今月高値に迫る2,062ドルまで上昇。現在は2,048ドル付近で推移している。
為替市場は、日本円買い・米ドル売りの相場展開となった。米ドル円は2日続落し、145.554から時間足200EMA直下の144円前半まで下落した。ただ上位足の日足では、RSIが30からの上昇局面となっており、週足ではボリンジャーバンド-2σオーバーから中心線への回帰が見られている。日柄調整を経て米ドルが対円で反発していくのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、8:50に日・マネーストックM2、9:00に英・ライトムーブ住宅価格、13:00にインドネシア・貿易収支、15:30に印・卸売物価指数、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、20:00にイスラエル・失業率、22:30に加・卸売売上高、加・製造業売上高が発表予定となっている。最弱通貨となった米ドルが他の通貨に対し回復していくのか、方向性を慎重に見極めたい。