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12月最終週にユーロが対米ドルで強含むのか方向性に注目か

12月最終週にユーロが対米ドルで強含むのか方向性に注目か

12月最終週にユーロが対米ドルで強含むのか方向性に注目か
2023.12.27
本日のポイント
  1. 米・レッドブック大規模小売店売上高
  2. 日・新設住宅着工戸数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは約2.3%上昇。75.3ドルを回復した。天然ガスも約2.2%上昇し、2.45ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、ゴールドとプラチナがプラス圏での推移となっている。一方のパラジウムは急騰が一服、3%弱下落し、1,189ドル台での推移だ。

為替市場は、昨日発表された米・10月住宅価格指数が、0.6%から0.3%に低下したことで、不動産市場のダブつきが懸念され、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.1001から1.1045まで上昇。4時間足では10MAに沿っての上昇トレンドが形成されており、RSIも70手前でバッファを備えている。23年度ラストに向けてユーロが上昇していくのか、慎重に見極めたい。

本日の指標は、14:00に日・新設住宅着工戸数、16:00にノルウェー・小売売上高、18:00にスイス・投資家信頼感指数、20:00にイスラエル・鉱工業生産、20:30に印・マネーサプライ、22:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、25:00に露・鉱工業生産、露・小売売上高、27:00に米・5年債入札、30:00に韓・韓国銀行製造業業況見通し指数が発表予定となっている。12月最終週にユーロが対米ドルで強含むのか、慎重に判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。