昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.9ドルまで約3.4%上昇。天然ガスも同様に約4.3%値を上げ、2.68ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、パラジウムは前日から約1.4%下落し、1,076ドル付近で推移している。
為替市場は、ドルインデックスが102.7まで上昇し、米ドルが最強通貨となった。米ドル円は141.781から143.730まで2円弱上昇。昨年末の円高ムードを一掃した。テクニカル的には、米ドル円は時間足20MAに沿っての上昇トレンドが発生しており、直近高値をしっかりと更新している。週足では75MAが下値サポートとなり機能しているため、しばらく円安が継続するのか注視したい。
本日の指標は、16:45に仏・消費者物価指数、17:30に香港・小売売上高、17:50に仏・製造業/サービス業PMI、17:55に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、英・製造業/サービス業PMI、21:30に米・チャレンジャー人員削減数、22:00に独・消費者物価指数、22:15に米・ADP雇用者数、22:30に米・新規失業保険申請件数、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、25:00に米・週間原油在庫が発表予定となっている。年末の円高から一転、早くも円安となった米ドル円の方向性に注目したい。