先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油高のトリプル高相場となった。原油WTIは71.3ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇し、2.57ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はゴールドとシルバー以外が上昇となり、大きく下落したシルバーは、前日比マイナス3.15%の23.0ドル付近で推移している。
為替市場は、8日に発表された米・12月ミシガン大消費者信頼感指数が、前月の61.3から69.4に大幅回復し、市場予想の61.5をも大幅に上回ったことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は142.510から145.205まで反発。前日に約6円下落した値幅分の半値付近まで巻き戻った。ただ、ショートカバーでの価格上昇の可能性もあるため、欧州時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:30にスウェーデン・予想価格動向、16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・経常収支、トルコ・鉱工業生産、トルコ・失業率、17:00にチェコ・消費者物価指数、24:00に米・雇用傾向指数、25:30に米・6ヶ月債入札、27:00に米・10年債入札、翌7:20に豪・RBA総裁の発言が予定されている。米ミシガン大消費者信頼感指数が好調となった米ドルの値動きを慎重に静観したい。