昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が休場となり、金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは76.4ドルまで下落。天然ガスは約1.7%上昇し、3.08ドルまで値を上げている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したプラチナは、925ドルまで約0.6%値を下げた。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は強欲カテゴリーの67付近で停滞している。
為替市場は、本日のアジア時間で発表された日・10月消費者物価指数(CPI)が、コア前年比で前月の2.8%から2.9%に0.1ポイント上昇したことで、日本円がアジア時間で最強通貨となった。米ドル円は上値を抑えられ、時間足20MA直下での方向感に欠ける値動きとなっている。日足では20MAが上値レジスタンスとなっているため、米国時間で米ドル円が下落するのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、16:00に独・GDP、トルコ・設備稼働率、18:00に独・IFO景況感指数、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00にメキシコ・実質GDP、ブラジル・FGV消費者信頼感指数、22:30に加・小売売上高、23:00にメキシコ・経常収支、23:45に米・PMI購買担当者景気指数が発表予定となっている。アジア時間で最強通貨となった日本円が勢力を維持するのか、じっくりと見極めたい。