昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利横ばい・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは77.6付近で推移している。天然ガスは3%弱上昇し、2.98ドル台まで値を上げている。主要貴金属5銘柄は銅とパラジウム以外が反発しており、ゴールドは一時節目の2,000ドルを突破。現在は1997ドル付近で方向性を見定めている。
為替市場は、ポンドが米国時間で最強通貨となった。ポンド円は184.471から186.091まで上昇。4時間足20MA直下へと値が回復した。日足ではRSIが買われすぎサインである70タッチからの下降基調となりつつあったが、再び70オーバーをトライする可能性もあるため、欧州時間でのポンドの伸びに注視したいところだ。
本日の指標は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:00に南ア・消費者物価指数、17:35に豪・ブロックRBA総裁の発言、20:00に英・CBI企業動向調査、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・耐久財受注、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:30に米・週間原油在庫、25:00独・ナーゲル独連銀総裁の発言、25:30に加・マックレムBOC総裁の発言、26:00に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。最強通貨となったポンドが上昇していくのか、対円での方向性を静観したい。