昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.5ドルまで回復。一方の天然ガスは1%弱下落し、2.90ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、約2.23%値を上げ、929ドルに回復している。
為替市場は、本日消費者物価指数(CPI)発表を控えている加ドルが、対円で下落した。加ドル円は109.306から107.934まで下落。今月安値を更新した。加ドル円は先月安値をも下回っており、すでに日足75MAを実体足で下回っているため、円高基調で加ドルのさらなる軟化が見られるのか、警戒したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・公共部門ネット負債、スイス・貿易収支、17:30に香港・消費者物価指数、18:00にフィリピン・鉱工業生産と生産者物価指数、19:00に南ア・企業信頼感指数、22:00にハンガリー・中央銀行政策金利、22:30に加・消費者物価指数、米・シカゴ地区連銀全米活動指数、24:00に米・中古住宅販売件数、25:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、28:00に米・FOMC議事録公表が発表予定となっている。円高基調で軟化している加ドル円がCPI発表で回復するのか、じっくりと見極めたい。