昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは約3.8%下落し、73.1ドルまで値を下げている。天然ガスも同様に下落し、約2%値を下げ3.09ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はすべてが反発となり、ゴールドは1%以上回復。1,985ドルまで上昇している。
為替市場は、昨日発表された豪・10月雇用統計にて、失業率が前月の3.6%から3.7%に0.1ポイント悪化したことで、豪ドルが対米ドルで0.6517から0.6457まで値を下げた。豪ドル米ドルは時間足20MAを実体足で下抜け、4時間足20MA直下で方向感を模索している。このまま週末の米国時間で豪ドルが対米ドルで軟化していくのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、16:00に英・小売売上高、スウェーデン・失業率、16:30にスイス・鉱工業生産、17:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、18:00に欧・経常収支、19:00に欧・消費者物価指数、22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、22:10に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、22:15に英・グリーンMPC委員の発言、22:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、加・鉱工業生産、22:45に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。10月失業率悪化で軟化している豪ドルの下値余地に警戒したい。