昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは日足200EMA直下に位置する81.0ドル付近での横ばい推移となっている。天然ガスは約2.9.%下落し、3.49ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、一時1,970ドルまで下落していたゴールドは、1,985ドルを回復している。
為替市場は、昨日の米FOMCにて、市場コンセンサス通り政策金利を5.25~5.50%に据え置いたことで、FOMC後に米ドルが軟化した。米ドル円は151.683から150.662まで約100pips下落。本日のアジア時間でもさらに下値を掘り下げており、150.386をタッチしている。FOMCを消化し米ドルが軟化していくのか、方向性に警戒したいところだ。
本日の指標は、16:30にスイス・消費者物価指数、16:45に仏・財政収支、17:50に仏・製造業PMI、17:55に独・雇用統計、18:00にノルウェー・預金金利、18:00に欧・製造業PMI、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・製造業受注指数、26:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言が予定されている。政策金利据え置きで、FOMC消化後の米ドルの値動きを、じっくりと静観したい。