昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは約2%下落し81.1ドル付近で推移している。一方の天然ガスは8%以上の大幅上昇となり、3.60ドルまで急騰している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、シルバーは前日から約1.91%下落し22.8ドルまで値を下げた。
為替市場は、本日の米FOMCを前に、米債利回りが上昇し米ドルが最強通貨となった。ポンド米ドルは往って来いとなり、時間足でボリンジャーバンド+3σに到達していたローソク足は、時間足ボリンジャーバンド⁻2σへと押し返された。テクニカル的には、ポンド米ドルは日足20MAを下回る位置にいるため、本日のFOMCでの下伸に注意したい。
本日の指標は、14:00に印・製造業PMI、16:00にトルコ・製造業PMI、17:30に香港・小売売上高、17:30にスイス・SVME購買担当者景気指数、18:30に英・製造業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:15に米・ADP雇用者数、21:40にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、23:00に米・ISM製造業景気指数、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。FOMCとパウエルFRB議長の発言による価格の急激な乱高下に、十分警戒したい。