昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは85.2ドルまで回復。天然ガスも同様に上昇し、3.38ドルまで値を上げている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上値が重かった米ドル建てゴールドは、1,983ドルまで回復した。恐怖指数(VIX)は再び節目の20を突破し、20.1まで上昇している。
為替市場は、米債利回りが上昇したことからドルインデックスが106.5を回復し、米ドルが対ポンドで上昇した。ポンド米ドルは1.2174から1.2094まで約80pips下落。2日続落した。なおポンド米ドルは日足20MAに沿っての下落基調が継続しており、今月安値の1.2037を更新する可能性があるため、欧州時間での下値余地に警戒したい。
本日の指標は、17:30に香港・貿易収支、18:30に南ア・生産者物価指数、19:00にイスラエル・貿易収支、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第3四半期GDP、米・卸売在庫、米・耐久財受注、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、27:00に米・7年債入札が発表予定となっている。独歩高となりつつある米ドルの上伸性に、十分警戒したい。