昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは3%以上下落し、83.1ドル付近で推移。週足20MA直下まで下落している。天然ガスも同様に下落傾向にあり、3.39ドル台での推移だ。主要貴金属5銘柄は3銘柄が上昇となり、米ドル建てゴールドは約0.8%反発。1,875ドルまで値を上げた。
為替市場は、ディフェンシブ通貨のスイスフランが最強通貨となり、フラン円は164.010から165.508まで上昇した。フラン円は今月に入ってから先月の下落基調を一蹴しており、再び円安傾向に戻っている。テクニカル面では、週足10MAに沿っての上昇トレンドが継続しており、週足20MAにタッチしてからの下ヒゲ陽線にて反発しているため、週後半にかけてフラン高が継続するのか、注目したい。
本日の指標は、15:00英・鉱工業生産、英・貿易収支、英・製造業生産高、18:00に英・ピルMPC委員の発言、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:00印・鉱工業生産と消費者物価指数、メキシコ・鉱工業生産、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、23:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、24:00に米・週間原油在庫、26:00に米・30年債入札、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。米国時間で最弱通貨となったスイスフランの動向に注目したい。