昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の90ドルを割り込み88.3ドルまで下落。天然ガスも同様に2%以上下落し、2.83ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日比マイナス4.00%の1,208ドルまで下落した。
為替市場は、昨日発表された独・9月製造業PMIが、市場予想の39.8を下振れ39.6となったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は158.477から156.789まで約160pips下落。先月の日足レンジ下限に1日で到達する形となった。上位足の週足では、すでに10MAを下抜けており、下落が継続した場合、次のターゲットとなりうる週足20MAラインの155円前半まで価格が落ちていくのか、注視したい。
本日の指標は、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、14:00に印・製造業PMI、15:00にスウェーデン・マネーマーケットインフレ率、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:00にシンガポール・製造業PMI、23:00に米・JOLTS求人件数が発表予定となっている。独・製造業PMIがわずかに下落で落ち込んでいるユーロの動向を、慎重に注視したい。