先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の90ドルこそ維持しているが、90.7ドルまで下落。天然ガスも同様に下落し、2.93ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、もっとも下げ幅の大きかったパラジウムは、2%以上値を下げ1,251ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、明後日にRBNZ政策金利発表を控えたNZドルが、米国時間で最強通貨となった。他のクロス円が上値を重くする中、NZドル円は88.930から90.202まで上昇。2015年5月以来の水準まで上昇した。ただ、日足ではRSIが70を超過しており、明後日のRBNZでは政策金利が5.50%への据え置き予想となっている。そのため、調整によるNZドル円の下落に警戒したい。
本日の指標は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、15:30にスイス・小売売上高、16:00にトルコ・製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・雇用統計、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、24:00に米・パウエルFRB議長の発言、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。オセアニア中銀の政策金利発表ウィークに、NZドルが大きく動くのか、週始めの値動きに注目したい。