昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高のトリプル高相場が展開された。原油WTIは高値を更新し90.3ドルまで上昇。天然ガスは約1.2%反落し、2.70ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が反発となり、ゴールドは1,901ドルまで下落していたものの、現在は1,915ドルを回復している。
為替市場は、本日午前中に発表された中国・8月小売売上高と鉱工業生産がともにリバイスアップされたことから、オセアニア通貨がアジア時間で最強通貨となった。豪ドル円は94.803から95.545まで上昇。約2ヶ月ぶりの高値圏まで上昇した。このまま豪ドルが対円で強含んでいくのか、方向性に注目したいところだ。
本日の指標は、15:00にノルウェー・貿易収支、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・貿易収支、18:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、20:00にイスラエル・消費者物価指数、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に米・輸出入物価指数、加・製造業売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。中国小売売上高が好調で上昇しているオセアニア通貨の上値余地を、慎重に見守りたい。