昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは87.7ドルの直近高値をつけたあとに反落。現在は86.3ドル付近で推移している。一方の天然ガスは反発となり、2.58ドルまで上昇。主要貴金属5銘柄はゴールドとパラジウムが反発となり、ゴールドは1,925ドルまで上昇している。
為替市場は、本日の米国時間での加・雇用統計を控え、加ドルが対円で反落している。加ドル円は108.371から107.415まで下落。本日のアジア時間では鈴木財務省の「過度な変動にはあらゆる選択肢を排除せず」という要人発言にて、107.162まで急落した。本日の加雇用統計では、失業率が0.1ポイント悪化し5.6%と予想されている。指標結果にて加ドルが大きく動くのか、慎重に注視したい。
15:00に独・消費者物価指数、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、17:00に台湾・貿易収支、21:30に加・雇用統計、加・第2四半期設備稼働率、22:00に米・バーFRB副議長の発言、23:00に米・卸売在庫、25:00に露・消費者物価指数が発表予定となっている。加・雇用統計の失業率悪化により加ドルが下落するのか、慎重に見極めたい。