前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が前週の23.0万件から低下し、22.8万件となったことから、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0939から1.0835まで下落。4時間足200EMAの上値レジストから下落し、20MAを大きく下抜けた。ただ、上位足の日足では、200SMAに当たってからの反発局面となっているため、本日の米雇用統計にて方向性が明確となるのか、注目したい。
欧州通貨は、本日の英・製造業PMI発表を控え、ポンドが対米ドルで大きく下落した。ポンド米ドルは1.2734から1.2653まで下落。4時間足にて上昇基調から200EMAタッチでの反落となった。テクニカル面では、ポンド米ドルは日足20MAに沿っての下落トレンドが前月いっぱい継続したため、本日も先月の流れを引き継ぐのか、注視したいところだ。
本日は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・製造業PMI、16:30にスイス・SVME購買担当者景況指数、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、19:00に英・ピルMPC委員の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、21:30に加・実質GDP、米・雇用統計、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景気指数がある予定だ。通貨強弱で弱性となったポンドの反発力が見られるのか、十分注視したい。