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恒大集団の連邦破産法第15条申請にて下落している米ドル円に注目か

恒大集団の連邦破産法第15条申請にて下落している米ドル円に注目か

恒大集団の連邦破産法第15条申請にて下落している米ドル円に注目か
2023.08.18
本日のポイント
  1. 加・鉱工業生産
  2. 英・小売売上高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利横ばい・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは79.8ドル付近で推移。天然ガスは反発し、2.61ドル台に回復している。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が反発となり、ゴールドは節目の1,900ドルを回復せず、1,892ドル付近で停滞している。

為替市場は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前週の24.8から23.9万件に減少したことで、米ドルが一時的に対円で上昇した。しかしながら上昇は継続せず、米国時間終盤で報道された中国・恒大集団が、米国連邦破産法第15条の適用を申請したことで、米ドル円は急落。145.335付近での推移となっている。昨日の146.560高値からすでに約120pips落ちているが、さらなる下落に警戒したい。

本日の指標は、15:00に英・小売売上高、ノルウェー・第2四半期GDP、スウェーデン・設備稼働率、15:30にスイス・鉱工業生産、16:30にタイ・外貨準備高、18:00に欧・消費者物価指数、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・小売売上高、21:30に加・鉱工業生産と原料価格指数が発表予定となっている。中国・恒大集団が米国連邦破産法第15条の適用を申請したことで下落している米ドル円の方向性を、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。