先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは76.9ドルまで上昇。一方の天然ガスは2.68ドルまで低下している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、もっとも下げ幅の大きかった銅は、前日比マイナス1.18%の3.81ドルまで値を下げた。
為替市場は、先週末金曜日に加・5月小売売上高の発表があり、前月の1.1から0.2%へと縮小した加ドルが、対円で上昇した。加ドル円は106.077から107.801まで約170pips上昇。4時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。週明けの本日は107円台を維持しており、日足RSIは下落からの反発状況となっている。このまま欧州時間にかけて値が伸びるのか、方向性に注目したい。
本日の指標は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:45に米・製造業/サービス業PMI、26:00に米・2年債入札が発表予定となっている。先週末の円安傾向が週明けも踏襲されるのか、方向性を慎重に見極めたい。