昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.2ドルまで低下。天然ガスも同様に約0.7%低下し、2.69ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、低迷が続いていたパラジウムは約1.2%上昇。1,248ドル付近まで値を上げている。
為替市場は、昨日米・6月ISM製造業景気指数の発表があり、前月の46.9から46.0へと低下し、市場予想の47.1をも下回った米ドルが、対円で往って来いとなった。米ドル円はISMの発表と同時に一時143.986まで低下。節目の144円を一時的に下回った。しかしながら、下落の勢いは継続せず、144円台を回復。本日のアジア時間では、144.613付近で推移している。本日は米国が休場のため、突発的な価格変動に警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・貿易収支、17:00にブラジル・消費者物価指数、20:00にブラジル・鉱工業生産、トルコ・銀行不良債権比率、21:00にNZ・乳製品価格、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が発表予定となっている。本日は米国が独立記念日により祝日で休場となる。米国時間でのボラティリティ低下による突発的な価格変動に、十分警戒したい。