昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは68.3ドルまで低下。天然ガスも同様に2%弱の下落となり、2.26%付近で推移している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、62まで低下している。昨日発表された米・4月JOLTS求人は、前月の959.0万から1010.3万件に増加した。
為替市場は、本日製造業PMIの発表を控えているポンドが、対円で往って来いとなった。ポンド円は下落後に172.526から173.625まで反発。方向感が不明瞭な値動きとなった。本日のアジア時間では時間足20MAを上抜け、円安傾向が見られている。本日発表の製造業PMIと要人発言により、ポンドが対円で強含むのか、方向性に注目したいところだ。
本日の指標は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、独・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、スイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・消費者物価指数、欧・失業率、18:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:30に欧・ECB議事要旨公表、21:15に米・ADP全米雇用報告、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・製造業PMI、24:00に米・週間原油在庫、26:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が予定されている。円安基調で始まった月初のクロス円の値動きを、慎重に注視したい。