昨日は、米国市場が祝日により休場となる中、原油WTIは73.2ドル付近での小幅推移となり、主要貴金属5銘柄は、高安まちまちの展開となった。天然ガスは3%以上値を下げ、2.35ドル付近で推移しており、ゴールドは米国市場が休場だったこともあり、約0.03%の小幅な値動きの中、1,943ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄の中、唯一下落となったシルバーは、23.1ドル台での値動きだ。
為替市場は、英国・米国が休場となる中、オセアニア通貨が終日最強通貨となった。豪ドル円は他のクロス円が下落する中で往って来いとなり、91.598-91.998の間で推移した。豪ドル円はテクニカル的には、日足200SMAに一度跳返されたのち、再び上昇突破を試みる値動きとなっているため、米国時間でさらなる上昇が見られるのか、原油価格と照らし合わせつつ、注視したい。
本日の指標は、16:00にスイス・第1四半期GDP、スイス・KOF先行指数、トルコ・貿易収支、21:00に南ア・財政収支、21:30に加・第1四半期経常収支、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・第1四半期住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。主要国が休場の中で最強通貨となったオセアニア通貨の方向性を、慎重に見極めたい。