先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1% 以上の大幅上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.9ドルを回復。一方の天然ガスは反落し、2.41ドルとなった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、23.3ドルをタッチした。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、68へと再び上昇している。
為替市場は、目立った窓なくスタート。先週末金曜日にクロス円が全般的に上昇傾向となったが、本日のアジア時間序盤でも、上方向の流れを踏襲。ユーロ円は149.826から151.061まで上昇した。ユーロ円は、4時間足にてRSIが70を超過し72となっているが、特にダイバージェンスは起きていないため、米国時間でユーロ円の上昇が見られるのか、方向性を慎重に見極めたい。
本日の指標は、15:00にスウェーデン・家計貸出、16:00にトルコ・経済信頼感指数、17:30に香港・貿易収支、26:00にブラジル・雇用者数、翌7:45にNZ・住宅建設許可が発表予定となっている。本日は英国・米国・スイスが祝日により休場となる。円安基調が続いている中、クロス円が米国時間で上伸するのか、慎重に注視したい。