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円安・米ドル高の地合いが継続するのか注目か

円安・米ドル高の地合いが継続するのか注目か

円安・米ドル高の地合いが継続するのか注目か
2023.05.23
本日のポイント
  1. 米・製造業/サービス業PMI
  2. 英・製造業/サービス業PMI

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反発となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.4ドルまで上昇。一方の天然ガスは4%以上反落し、2.55ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が下落となり、先週末に1%近く反発したゴールドは、上げ幅分を相殺し、現在1,961ドル付近で推移している。

為替市場は、昨日米国防総省(ペンタゴン)付近で爆発があったとの報道により、米ドル円が一時的に137.994付近まで急落したが、爆発が誤情報だと分かると、米ドル円は急反発し、138.683まで回復した。本日のアジア時間でも米ドル円は上方向を目指しており、すでに138.876をタッチしている。テクニカル面では、米ドル円は4時間足20MAに下値をサポートされての反発が入っているため、米国時間にかけて続伸するのか、注目したい。

本日の指標は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、18:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、21:30に加・鉱工業製品価格、22:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札、26:50に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。米ドル高となった地合いが継続するのか、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。