昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反発となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.4ドルまで上昇。一方の天然ガスは4%以上反落し、2.55ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が下落となり、先週末に1%近く反発したゴールドは、上げ幅分を相殺し、現在1,961ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日米国防総省(ペンタゴン)付近で爆発があったとの報道により、米ドル円が一時的に137.994付近まで急落したが、爆発が誤情報だと分かると、米ドル円は急反発し、138.683まで回復した。本日のアジア時間でも米ドル円は上方向を目指しており、すでに138.876をタッチしている。テクニカル面では、米ドル円は4時間足20MAに下値をサポートされての反発が入っているため、米国時間にかけて続伸するのか、注目したい。
本日の指標は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、18:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、21:30に加・鉱工業製品価格、22:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札、26:50に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。米ドル高となった地合いが継続するのか、慎重に注視したい。