先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3営業日ぶりに反落し、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは71.8ドルまで低下。大豆も2%以上の大幅安となった。一方の主要貴金属5銘柄はすべてが大幅反発となり、特にゴールドは1,954ドルから節目の2,000ドルへ近づき、1,978ドルまで約1%回復した。恐怖指数(VIX)は約4%上昇し、16.8となっている。
為替市場は、大きな窓なくスタート。先週末に対円で上値が限定されたポンド円は、本日のアジア時間でボックス推移となっている。ポンド円は、4時間足上昇平行チャネルの上限に達しており、RSIがダイバージェンスとなっている。欧州時間でポンド円が調整下落となるのか、進行方向に警戒したいところだ。
本日の指標は、15:30にスイス・鉱工業生産、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:00に台湾・失業率、17:30に香港・消費者物価指数、18:00に欧・建設業生産高、21:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:00に欧・消費者信頼感指数、24:05に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。平行チャネル上限へと達したポンド円が反落するのか、慎重に注視したい。