昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.59ドルまで下落。主要貴金属5銘柄は、全てが大幅下落となり、ゴールドは節目の2,000ドルを割り込み、一時1,985ドルまで下落。現在は1,992ドル付近で推移している。商品市場は2営業日前から一転、ほぼすべての商品が下落となった。
為替市場は、昨日4月鉱工業生産の発表が行われ、前月の0.4%から0.5%となった米ドルが、米国市場で上昇した。米ドル円は135.670から136.681まで約1円上昇。5月2日以来の136円台となった。米ドル円は4時間足にて20MAが下値サポートになっての上昇トレンドを形成しているため、本日の米国時間で米ドルの勢いが継続するのか、注目したい。
本日の指標は、18:00に欧・消費者物価指数、18:50に英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、米・建設許可件数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、翌7:45にNZ・第1四半期生産者物価指数が発表予定となっている。円安基調となり米ドル円が上昇したが、上値余地が伸びるのか注目したい。