昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは73.7ドルまで上昇。天然ガスも同様に小幅ながらに続伸している。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、ゴールドは節目の2,000ドル台を維持。2,031ドル台で推移している。恐怖指数(VIX)は4%強上昇し、17.7となっている。
為替市場は、本日要人発言を控えたスイスフランが、対円で往って来いとなった。フラン円は151.021-151.938の間で上下動を繰り返したが、本日のアジア時間ではわずかに上方向となっている。テクニカル的には、フラン円は時間足200SMAが上値抵抗帯となっており、日足RSIが70超過からの反落基調となっている。本日のジョーダンSNB総裁の発言にて、フランの値動きに明確さが出てくるのか、注目したい。
本日の指標は、15:00に独・消費者物価指数、ノルウェー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・住宅建設許可、米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、25:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。ジョーダンSNB総裁の発言によりスイスフランが動くのか、注視したい。