昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.4ドルまで低下。天然ガスも同様に3%以上下落し、2.31ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、ゴールドは節目の2,000ドル手前の1,998ドルまで反発している。
為替市場は、昨日BOC議事要旨が公表され、「2023年後半の利下げに対する市場の期待は、もっとも可能性の高いシナリオではない」とした加ドルが、対米ドルで小幅に上昇した。米ドル/加ドルは1.3600から1.3650まで上昇。週足でのボックス相場が継続した。米ドル/加ドルは週足ボックス相場上限の1.3702付近への上昇が見られるため、米国時間での加ドルの勢いを慎重に注視したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・経済信頼感、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。BOC議事要旨公表にて小幅に上がっている加ドルの上値余地を、じっくりと注視したい。