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流動性低下による急激なボラティリティの変化に警戒か

流動性低下による急激なボラティリティの変化に警戒か

流動性低下による急激なボラティリティの変化に警戒か
2023.04.07
本日のポイント
  1. 欧米主要国がイースターにより休場
  2. 仏・貿易収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは80.4ドルと節目の80ドル台での推移が継続している一方、天然ガスは約5%低下し2.03ドル付近で推移している。昨日発表された米・3月チャレンジャー人員削減数は、前回値の410.1%から減少し319.4%となった。

為替市場は、昨日発表された加・3月雇用統計にて、失業率が前月と変わらず5.0%となった加ドルが、対円で小幅上昇した。加ドル円は97.154から97.872まで約70pips反発。円高の流れが一服した。加ドル円はテクニカル面では、依然4時間足20MAの下位に位置しており、4時間足RSIが70タッチから下落基調となっている。日足ベースでは上値を切り下げている様相のため、米国時間での値動きを慎重に注視したい。

本日の指標は、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、20:30に印・外貨準備高、21:00にポーランド・中銀外貨準備、21:30に米・雇用統計、25:00に露・第4四半期GDP、28:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。本日はイースターにより欧米各国が休場となっているため、流動性の低下による急激なボラティリティの変化に、十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。