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米雇用統計前日の米ドルの値動きを静観か

米雇用統計前日の米ドルの値動きを静観か

米雇用統計前日の米ドルの値動きを静観か
2023.04.06
本日のポイント
  1. 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
  2. 米・新規失業保険申請件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは景気後退懸念から需要減観測が広がり、80.1ドルまで低下した。主要貴金属5銘柄は、銅以外が反落となり、ゴールドは2,032ドルをタッチ後下落し、2,011ドルまで低下している。天然ガスは上昇し、2.12ドル台での推移だ。

為替市場は、昨日発表された米経済指標が相次いで市場予想を下回ったことから、米ドルが下落した。米ドル円は131.8841から130.634まで低下。日足200EMAに上値をレジストされての下落が続いている。米ドル円は昨年高値の151.884と今年安値の127.059に当てたフィボナッチ・リトレースメントの38.2%から反落しているため、明日の米雇用統計前にどちらの方向に動くのか、注視したい。

本日の指標は、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、17:30に英・建設業PMI、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:30に加・雇用統計、米・新規失業保険申請件数、23:00に加・Ivey購買部協会指数、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。米雇用統計前日の米ドルの値動きをじっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。