昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。OPECプラスにて突然の減産報道がなされ、原油WTIは80.8ドルまで急騰している。主要貴金属5銘柄は、銅以外のすべてがプラス推移となり、ゴールドは1,979ドル付近だ。仮想通貨も下値が堅く、BTCUSDは27,890ドル付近で底堅く推移している。
為替市場は、ドルインデックスが102.2まで低下していることから米ドルの上値が重く、米ドル円は133.755から132.178まで下落した。テクニカル面では、米ドル円は4時間足200SMAに届くことなく、昨日の米・3月ISM製造業景気指数が前回値と市場予想を下回ったことで反落し、日足10MAにサポートされ下げ止まった。米ドル円は、週足での抵抗帯である20MAラインの134円を超えるまでは、方向感を模索する値動きとなりそうだ。
本日の指標は、15:00に独・貿易収支、18:00に欧・生産者物価指数、18:15に英・テンレイロMPC委員の発言、21:30に加・住宅建設許可、23:00に米・製造業新規受注、米・JOLTS求人、23:30に英・ピルMPC委員の発言、26:30に米・クックFRB理事の発言、26:45に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、翌7:15に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。要人発言による月始めの米ドルの値動きに警戒したい。