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四半期始めと年度初めの通貨強弱を注視か

四半期始めと年度初めの通貨強弱を注視か

四半期始めと年度初めの通貨強弱を注視か
2023.04.03
本日のポイント
  1. 米・クックFRB理事の発言
  2. 米・ISM製造業景況指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時節目の80ドルを突破し81.6ドルまで上昇。週明けのアジア時間では79.9ドル付近で推移している。先週末3月31日に発表された米・3月シカゴ購買部協会景気指数は43.8となり、市場予想・前回値ともに上回った。

為替市場は、クロス円が約60pipsの上窓で週明けがスタートした。米ドル円は132.596から133.595の間でレンジだったが、本日のアジア時間で時間足20MAに下値を支えられ上昇し、再びレンジ上限を目指している。先週末のレンジ上限を上抜けた場合、4時間足200SMAラインの134円のキリ番までは抵抗帯が見当たらないため、上昇するのか注目したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:30にスイス・製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に南ア・製造業PMI、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出、29:15に米・クックFRB理事の発言が予定されている。四半期始めと年度初めの週明けにどう変化するのか、通貨強弱を慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。