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週明けの米ドルの通貨強弱を慎重に静観か

週明けの米ドルの通貨強弱を慎重に静観か

週明けの米ドルの通貨強弱を慎重に静観か
2023.03.27
本日のポイント
  1. 米・ジェファーソンFRB理事の発言
  2. 米・ダラス連銀製造業業況指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅ながらに続伸となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを下回り一時66.8ドルまで下落していたが、現在は69.2ドル付近で推移している。先週末24日に発表された米・2月耐久財受注は、市場予想に反して減少した。航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は、わずかながらに上昇となった。

為替市場は、大きな窓なくスタート。先週末に発表された米・総合PMIの結果が好調となり、日本円買い・米ドル買いの流れが展開された。強さが交錯した米ドル円は、129.632から130.920の間で往って来いとなった。テクニカル的には、米ドル円は日足ベースで今月安値を更新しているものの、下位足の4時間足ではRSIが32からのダイバージェンスとなっているため、日本円の反発が入るのか注視したい。

本日の指標は、15:00にスウェーデン・貿易収支、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・Ifo景況感指数、17:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、19:00にイスラエル・失業率、20:00に英・CBI小売売上高、メキシコ・貿易収支、23:30に米・ダラス連銀製造業業況指数、24:30に米・2年債入札、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、翌6:00に米・ジェファーソンFRB理事の発言が予定されている。週明けの米ドルの通貨強弱を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。