昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは69.4ドルまで低下。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、ゴールドは米FOMC以降再び上を目指す値動きとなっており、2,000ドルをタッチした。昨日発表された米・2月新築住宅販売件数は、前月から減少し64.0万件となった。
為替市場は、本日小売売上高の発表が行われる加ドルが、対円で下落している。加ドル円は96.316から94.879まで下落。2日続落となっている。なお本日のアジア時間でも加ドル円は下方向に向かう値動きとなっており、今年安値の94.615を下抜けるかの勢いで下落している。週末にかけて加ドルがさらに下伸するのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、16:00に英・小売売上高、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:30に英・製造業/サービス業PMI、21:30に加・小売売上高、米・耐久財受注、22:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、25:00に英・マンMPC委員の発言が予定されている。円高基調となっているクロス円の週末の値動きを、慎重に注視したい。