昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。昨日の米FOMCにより政策金利の上限が5.0%へと引き上げられた一方、利上げの継続性については慎重な見解となり、一時的に上昇した株価も、引けにかけて下落した。原油WTIは節目の70ドルを突破し、70.1ドル付近で推移している。
為替市場は、本日BOE政策金利発表を控え、市場予想では約0.25%利上げし4.25%となっているポンドが、対円で約2.5円下落している。ポンド円は163.339から160.759まで低下。日足200SMAに上値をレジストされる形で反落している。本日のBOEにて政策金利が発表されたのち、対円で巻き返すのか、方向性を慎重に注視したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、英・BOE議事録公表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期経常収支、米・シカゴ連銀全米活動指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に英・マンMPC委員の発言、米・カンザスシティ連銀製造業活動指数が発表予定となっている。BOE政策金利発表にてポンドの上値が伸びるのか、方向性を慎重に見極めたい。