昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利高・原油高のリスクテイク相場が展開された。原油WTIは、週足200SMAを下抜けていた局面から脱出。69.2ドルまで回復した。一方のゴールドは、高値更新とならず2%以上の反落となり、1,935ドル台で推移している。
為替市場は、明後日にSNB政策金利発表を控えているスイスフランが、対米ドルで下落している。米ドル/フランは0.9316から0.9209まで下落。直近3日のレンジ推移を下抜けた。4時間足では、200SMA直下でのもみ合い相場を下抜ける形で下落しており、日足では75MAが上値レジスタンスとなっている。政策金利発表にてさらなる下落となるのか、金融不安最中のスイスフランの動向を見守りたい。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、17:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に英・CBI企業動向調査、米・MBA住宅ローン申請指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が発表予定となっている。SNB政策金利を明後日に控えた、スイスフランの下値余地に警戒したい。