先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利横ばい・原油安のリスクオフ相場が展開された。原油WTIは週足での200SMAラインまで下落し、今年安値を大幅に更新。1バレル65.2ドルまで下落した。週明けのアジア時間でもWTIは下落の流れを踏襲しており、65ドル台で推移している。
為替市場は、ユーロ米ドルが約20pipsの小さな上窓でスタートした。ユーロ米ドルは先週後半から反発をしており、1.0689まで上昇。アジア時間の現在は1.0672付近で上値を試す値動きとなっている。テクニカル面では、1.0516が下値サポートとなっており、4時間足200SMA直下に位置しているため、反落後に上値を試す値動きが見られるのか、注視したい。
本日の指標は、16:00に独・生産者物価指数、18:00にポーランド・鉱工業生産、19:00に欧・貿易収支、21:00にメキシコ・小売売上高、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:30に米・6ヶ月ビル入札、翌6:45にNZ・貿易収支が発表予定となっている。明後日に迫っている米FOMCを前に、ユーロが米ドルに対し強含むのか、方向性を慎重に見極めたい。