昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは77.7ドル付近で推移しており、商品市場が軒並み往って来い相場となっている。主要貴金属5銘柄のうち3銘柄が上昇となり、ゴールドは1,834ドルまで上昇。一時1,843ドルまで値が伸びた。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、56まで低下している。
為替市場は、昨日発表されたNZ・1月住宅建設許可が前月から改善しマイナス1.5%となったことで、NZドルが最強通貨となった。NZドル円は84.096から85.215まで上昇。今月高値を更新した。NZドル円は、4時間足にて10MAから大きく乖離しての連続陽線の上昇トレンドが発生。4時間足RSIが68となった。このまま調整を挟んで対円で上昇していくのか、方向性に注目したい。
本日の指標は、16:45に仏・財政収支、19:00に欧・消費者物価指数、欧・失業率、21:30に欧・ECB議事要旨公表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期実質非農業部門労働生産性、24:00に英・ピルMPC委員の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、翌6:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。上値が軽くなったNZドルの上昇性に注目したい。