昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2%以上の大幅下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。昨日発表された米・2月PMIは市場予想を上回ったものの、米・1月中古住宅販売件数は市場予想と前回値を下振れ、12ヶ月連続で減少した。原油WTIは、76.25ドル付近での横ばい推移となっている。
為替市場は、本日RBNZ政策金利発表が行われ、市場コンセンサス通り0.5ポイントの利上げとなり4.75%となったNZドルが対円で上昇した。NZドル円は83.614から84.196まで約60pips上昇。昨日高値を上抜けた。ただ、NZドル円は4時間足では84円を挟んでのレンジ推移となっており、日足では三角保ち合いになっているため、RBNZ明けのNZドルの方向感に注意したい。
本日の指標は、16:00に独・消費者物価指数、トルコ・景気動向指数と設備稼働率、18:00に独・IFO景況指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、27:00に米・5年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表、翌7:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。政策金利が4.75%となったNZドルの上昇力が継続するのか、慎重に注視したい。