昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油高のリスクテイク相場が展開された。原油WTIは77.3ドルまで反発。資源が全般的に上含む展開となった。ゴールドは上値が重いながらも1,877ドルまで反発。パラジウムは3.6%ほど上昇し、1,637ドル付近で推移している。暗号資産も上昇し、BTCUSDは23,340ドル台まで上がっている。
為替市場は、昨日1月の雇用統計発表が行われ、季節調整済失業率が1.9%となったスイスフランが、対米ドルで上昇した。米ドル/フランは0.9290から0.9191まで約100pips下落。日足での直近高値更新を、阻止する形となった。米ドル/フランは4時間足でのRSIが50と中立付近に位置しており、各種MAが平行線となっているため、米国時間での要人発言による価格変化に注目したい。
本日の指標は、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:30に米・クックFRB理事の発言、24:00に米・卸売在庫、米・バーFRB副議長の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、24:30に米・週間原油在庫、26:30に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、27:00に米・10年債入札、27:45に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。米・クックFRB理事の発言により、ドルストレートに変化が生じるのか、慎重に静観したい。