昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけて上昇し、株高・金利安・原油安の相場展開となった。昨日開催された米FOMCでは、2会合連続の利上げ幅縮小となり、0.25ポイントの利上げに留まった。ただ、インフレは緩和傾向にあるものの、引き続いての利上げが必要であることを、パウエルFRB議長は記者会見にて強調した。
為替市場は、クロス円が下落基調となる中、スイスフランが下げ渋り、フラン円は140.978から142.445での幅の広いレンジ相場となった。フラン円は、直近1週間で4時間足75MAを挟んでのもみ合い推移となっており、ボックス相場が継続している。本日のジョーダンSNB総裁の発言にて、大きな動きが生じるのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、16:00に独・貿易収支、16:45に財政収支、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期非農業部門労働生産性、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、24:00に米・製造業受注指数、24:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言が発表予定となっている。要人発言にてスイスフランに変化が見られるのか、慎重に見極めたい。