昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油高のリスクテイク相場が展開された。米10年債利回りは、3.50%まで低下。恐怖指数(VIX)は3%弱下落し、19.4付近で推移している。下落していた原油WTIは回復し、79.0ドル台まで上昇しており、天然ガスも同様に上昇傾向となっている。
為替市場は、米FRBの利上げ幅縮小期待により上昇した株価と対照的に、米ドルが対加ドルで弱含んだ。米ドル/加ドルは、1.3471から1.3297まで下落。4時間足200EMAにレジストされる形で下伸した。日足ベースでは、昨年10月13日から継続するダウントレンドが崩れることなく、RSIのリバーサルとともに下落している。本日のFOMCでは政策金利の市場コンセンサスが0.25%となっているが、予想外の発表にて価格変化が見られるのか、注意したい。
本日の指標は、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に米・ADP全米雇用報告、24:00に米・ISM製造業景況指数、米・JOLTS求人、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が発表予定となっている。パウエルFRB議長の発言による突発的な価格変動に、しっかりと対応したい。