昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフムードが展開された。原油WTIは78.3ドルまで反落。主要貴金属5銘柄はすべてが軒並み安となり、ゴールドは再び節目の1,800ドル台を下抜け、1,793ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日まで弱含んでいたオセアニア通貨が、本日のアジア時間で回復している。豪ドル円は、88.020まで下落後に反発。現在は88.562付近で推移している。テクニカル的には、豪ドル円は4時間足10MA直下に位置しており、4時間足20MAを目指しての反発途中だ。ただ、4時間足RSIのリバーサルが解消しておらず、下落トレンド最中の反発途中のため、米国時間で再び下落となるのか警戒したい。
本日の指標は、16:45に仏・生産者物価指数、17:00にトルコ・外国人到着数、18:00にフィリピン・失業率、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・貿易収支、22:30に加・GDP、米・耐久財受注、米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、24:00に米・新築住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:00に加・財政収支が発表予定となっている。週明けは欧米諸国がクリスマスによる連休となるため、本日は手仕舞いでの反対売買による値動きに注意したい。