昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利安・原油高のリスクオン相場が展開された。原油WTIは78.7ドルまで上昇しており、主要貴金属5銘柄はまちまちの値動きとなっている。半導体指数(SOX)は約2.3%上昇し、2,644付近での推移だ。
為替市場は、同じオセアニア通貨の中でもNZドルと豪ドルの出方が対照的となった。各クロス円の戻りがフィボナッチ・リトレースメントの23.6%付近で限定される中、豪ドル円は38.2%を突破し、唯一反発力が強まっている。現在の豪ドル円は89.091付近で推移しており、4時間足10MAを上抜けて20MAに向けて上昇している。
本日の指標は、16:00に英・第3四半期GDP、英・第3四半期経常収支、20:00にトルコ・政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第3四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、24:00に米・景気先行指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数が発表予定となっている。豪ドル買い・米ドル売りとなっている通過強弱が変化するのか、しっかりと見極めたい。