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上値が重いNZドル円の下値余地に要警戒か

上値が重いNZドル円の下値余地に要警戒か

上値が重いNZドル円の下値余地に要警戒か
2022.12.21
本日のポイント
  1. 米・週間原油在庫
  2. 独・GFK消費者信頼感調査

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油高のリスクオン相場が展開された。原油WTIは76.1ドルまで反発。主要貴金属5銘柄は軒並み高となり、シルバーに至っては4%以上上昇し23.9ドルとなっている。米株が上昇した一方、相関性の高い暗号資産は上値が重く、BTCUSDは16,822ドル台での推移となっている。

為替市場は、昨日の日銀上限金利幅の拡大発表から下落していたクロス円が、本日のアジア時間で反発している。しかしながら、クロス円の中でも戻りが芳しくないNZドル円は、フィボナッチ・リトレースメントの23.6%に押し戻される形で再び下落基調に入っており、現在は83.352付近で推移している。クロス円の中でも、もっとも上値が重くなっているNZドル円の方向性に警戒したいところだ。

本日の指標は、16:00に独・GFK消費者信頼感調査、20:00に英・CBI流通取引調査、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・消費者物価指数、米・第3四半期経常収支、24:00に米・消費者信頼感指数、米・中古住宅販売件数、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。上値が重いNZドル円の下値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。