昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅続落となり、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。S&P500は前日から約2.49%低下し3,895ポイントで着地し、ナスダックは3.23%安の10,810ポイントで終了した。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、ニュートラルとされる51での推移となっている。
為替市場は、昨日ECB政策金利発表が行われ、政策金利が0.5ポイント上昇し2.5%となったユーロが、対円で大幅上昇した。ユーロ円は144.301から146.729まで約2.4円上昇。4時間足での下落トレンドライン上限を上抜ける形で上昇した。ユーロ円は昨日の上昇により、週足ベースでの上昇トレンドを継続させる形となったため、週最終日に上昇が継続するのか注目したい。
本日の指標は、16:00に英・小売売上高、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、22:30に加・卸売売上高、23:45に米・製造業/サービス業PMI、26:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。2円以上上昇したユーロ円が上伸するのか、慎重に見極めたい。