昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけて反落し、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは76.6ドルまで上昇。3日続伸となった。また、昨日開催された米FOMCでは、2023年末の政策金利見通し(中央値)が5.1%へ上方修正されたことで、株価の上値が重くなった。
為替市場は、昨日の米FOMCにて、米ドルが下落したことから、ユーロ米ドルが上昇した。ユーロ米ドルは1.0618から1.0695まで上昇。今月高値を更新した。テクニカル面では、ユーロ米ドルは時間足20MAに沿って上昇を継続しており、週足75MAラインの1.0730までは抵抗帯が見当たらないため、欧州時間にかけて上伸するのか見守りたい。
本日の指標は、16:00にトルコ・住宅販売、17:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、18:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の記者会見、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、加・住宅着工件数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:15に米・鉱工業生産と設備稼働率、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。上昇しているユーロ米ドルが本日のECBにより変化するのか注目したい。