昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。米10年債利回りは3.5%を割り込み3.49%まで低下。原油WTIは75.2ドルを回復している。主要貴金属5銘柄は軒並み高となり、ゴールドは節目の1,800ドルを突破。今年6月29日以来の高値圏へと上昇した。
為替市場は、本日の米FOMCを前に、米ドルが軟化傾向にある。米ドル円は昨日の米CPI発表から下落となり、アジア時間の現在は135.575付近で推移している。テクニカル面では、今年3月4日からの上昇に当てたフィボナッチ・リトレースメントの戻り50.0%付近で停滞しているため、本日のFOMCでどう動くのか、慎重に注視したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、16:30にスイス・生産者輸入価格、17:00に南ア・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・製造業出荷、米・輸入物価指数、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。FOMCでのパウエルFRB議長の発言内容に十分警戒したい。