先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時節目の70ドル台まで下落。現在は71.6ドル付近で推移している。一方の天然ガスは18%以上の上昇となり、6.88ドル台へと高騰している。主要貴金属5銘柄はゴールドを除いて上昇傾向にあり、ゴールドの上値が重くなっている。現在のゴールドは1,786ドル台での推移だ。
為替市場は、目立った窓なく週始めがスタートした。先週末にパワーバランスが拮抗していたポンド米ドルは、本日のアジア時間で下方向を試す値動きとなっており、現在は1.2226付近で推移している。上位足の日足では、ポンド米ドルは200SMAより上位に位置しているが、日足RSIが70直下となっているため、上値が限定されるのか注意深く観察したい。
本日の指標は、15:00に日・工作機械受注、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・商品貿易収支、トルコ・失業率、トルコ・経常収支、21:00に印・鉱工業生産、印・消費者物価指数、25:30に米・3年債入札、27:00に米・10年債入札、28:00に米・財政収支、29:25に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。米ドルに押されているポンドが指標発表で回復するのか、慎重に静観したい。