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来週のFOMCを前に米ドルが軟化するのか注視か

来週のFOMCを前に米ドルが軟化するのか注視か

来週のFOMCを前に米ドルが軟化するのか注視か
2022.12.09
本日のポイント
  1. 米・生産者物価指数
  2. ノルウェー・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは1バレル72.1ドルまで低下しており、天然ガスも同様に1%以上値を下げている。一方の主要貴金属4銘柄は、そろって上昇を見せており、ゴールドは1,793ドル台での推移だ。また、株価の反発に比例し暗号資産も上昇。BTCUSDは17,293ドル台まで回復している。

為替市場は、昨日軟化していた日本円が、本日のアジア時間で最強通貨となっており、円買い・米ドル売り傾向が見られている。米ドル円は、米10年債利回りが一時3.50%に上昇したが上値が重く、小幅下落となった。昨日の米国時間で136.328まで下落していた米ドル円は、本日のアジア時間で135.761まで低下。今週はじめの水準へと戻っている。日足ベースにて、200SMAラインの134.900まで下落が継続するのか注視したい。

本日の指標は、16:00にノルウェー・消費者物価指数と生産者物価指数、20:30に印・外貨準備高、22:30に加・第3四半期設備稼働率、米・生産者物価指数、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・卸売在庫、25:00に露・消費者物価指数が発表予定となっている。FRB高官のブラックアウト期間となっている中、来週のFOMCを前に米経済指標にて米ドルが軟化するのか注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。